あんこ

あんこ

毎年、年末には、あんこをつくります。このあんこで、あんころもちをつくって、各家庭に配ります。お餅は、お父さん、お母さん、お友達、みんなでつきますが、あんこは一人でつくります。毎年続けている年末の儀式のようなものです。
調理師の免許は持っています。調理師の試験は、衛生管理を中心にしています。それだけに、作り置きする食品の衛生管理には神経を使います。
この作業は、一人で、黙ってすることにしています。あんこの作り方は、いろいろなやりかたがあると思います。自分は、自分なりに改善してきた方法でつくっています。ベストな方法かどうかはわかりません。
午後2時。小豆を洗って、火にかけます。一度ゆでこぼして、再び火にかけます。途中でさしみずして、弱火で水気をとばします。砂糖を入れて、また、水気をとばします。また、砂糖を入れます。これを3回繰り返します。水気を極力とばしておくことで、いたみにくくなると信じています。これに要する時間が、6時間。午後、8時を少し過ぎた頃、あんこができあがります。
20キロのあずきから、約80キロのあんこができます。黙ったまま、6時間、火力の調整と、かき回し続ける作業が続きます。

おもち

おもちつきなどの伝統行事では、どこまで衛生管理をしたらいいのか、迷うことがあります。伝統的に伝えられたやりかたでいいのか? 保育園での食べ物は給食調理に準ずるべきか? 衛生管理をあまり徹底しようとすると、屋外でのもちつきなどはできなくなってしまいます。かといって、多くの人の口に入るものですから、、、。杵は煮沸しています。檜のいい香りがします。本来は、石臼には、もっと硬い木質が適しているのでしょうが、、、。石臼は、熱湯消毒にも限界があるので、次亜塩素酸(ピューラックス)で除菌しています。この石臼は、自分が生まれるずーっと前、近所の水車を取り壊す時にもらってきたものだそうです。毎年使っています。
おもちは、あんころもち、きなこもち、おろしもち、のりもち、お雑煮、などの定番のほかに、毎年新作が付け加わります。ねぎをごま油でいため、かつおだしとおしょうゆで味を調えた和風カレーもちや、タマネギ・豆板醤・ケチャップのチリソース、ピザソースとナチュラルチーズのピザもちなどは準定番のメニューです。ピザもちは、今年はサルサソースのバージョンも試してみました。今年の新作は、なんと名前をつけていいかわからない、なんとなくイタリアン、、、みたいなお皿。名前は決まっていませんが、好評でした。タマネギとにんにくをオリーブオイルでいためて、ホールとまとを加え、ナチュラルチーズを溶かし込んで、ブイヨンとチリパウダーで味を調えたソースをからめ、4等分したミニとまととイタリアンパセリをちらして、パルメザンチーズをかける。簡単ですが、見た目にも楽しい一品になります。(写真左)もう一皿、今年の新作。フライパンでドミグラスソースを熱してブイヨンで味を調え、ちぎったおもちを入れて少し煮詰め、ナチュラルチーズをのせてオーブンへ。これも、楽しい一皿です。(右写真はチリソースです)

鍋のふたロックです

たこあげ大会のあとの、けんちんうどん。給食室でつくって、隣のグラウンドまで運びます。汁物がこぼれないようにしたロックのための装置です。ただのステンレスのボールとゴムひものように見えるかもしれませんが、汁物をこぼさず、火傷もしないためのすごい装置なのです。3個やく600円くらいのステンレスのボールと、100円のゴムひもですが。これで、なべと食缶の両方を洗う手間を半分にできます。食缶は、調理器具ではないため、火にかけられません。なべでつくって、食缶に移さなくてはなりません。数年前、栄養士さんからこの問題を解決するよう依頼(命令?)されました。
給食室の先生たちは、毎日がんばっています。少しでも、役に立ってたらいいな。

カバン棚(乳児部)

幼児部の玄関脇でつくったかばんの棚を乳児部に運びました。とても、とても、素朴な方法です。台車に乗せて、がらがら、がらがら。
「乳児部2階の1の部屋(2-1)と、3の部屋(2-3)のかばんの棚と、コート掛けの対策で、つくってください」と依頼がありました。冬の間は、コート掛けが混雑しています。ほとんどのお友達のコートには、フードがついていて、もこもこです。コート掛けが、着膨れラッシュになってしまいました。そこで、「新しく、かばんの棚をつくってください。それから、今までのかばん置き場の棚をはずして、ハンガーを掛ける丸棒をつけてください。それから、かばん掛けの隣の棚のドアをはずして、その中の棚板をはずして、もう一つかばんの棚をつくって、中にいれてください。それから、コート掛けの内装がベニヤなので、かわいくないです。むく材で内装をしあげてください。そうすると、2-1の部屋と、2-3の部屋のコート掛けとかばんの棚がシンメトリーになって、きっと、とても、素敵になります。それから、今のコート掛けの丸棒は金属のパイプなので、かわいくありません。木材の丸棒に換えてください。そのほうが、きっと、きっと、素敵になります。」というわけで、第一段階が完成です。その次は、どこから?

とまと組さんのペーパーホルダー

しばらく前に、とまと組さんとりんご組さんの水道の工事をしました。そのときに、樹脂製のパーパータオルホルダーをはずして、木製につくりかえる予定でした。りんご組さん用はつくったのですが、とまと組さん用は、後ろが窓なのでつくりかたがわからず、構造を考えているうちに、時間がたってしまいました。ごめんなさい。今日の朝、つけてみました。
水周りを快適に保つって、大事です。でも、なかなか、完成しません。改善する箇所がたくさんのこっています。たぶん、ずーと、終わらないのかもしれません。
改善する課題がたくさんある。これは、とても、楽しいことかもしれません。

障がいのあるお子さん用に

障がいのあるお子さん用に

一年とすこし前。「障がいがあって歩行が困難なおこさん用に机と椅子を作ってください。」、と依頼があって、つくりました。普段はここ(遊戯室)にはおいてないのですが。今日は、老人クラブを招待してふれあい発表会があり、出し物に参加するためにはこんできたとのことでした。椅子に座ったときに、背骨で身体を支えられないので、ひじで支えられるように、削り込んで机をつくってみました。使いながら、不具合が見つかったら調整するつもりで、試しにつくってみましたが、今のところ、大きな不具合も無く、1年以上経ちました。

園長先生が、保育園、つくったの?

お帰りのバスを運転していたときの会話です。
男の子 「保育園は、園長先生がつくってくれたの?」
園長  「つくってくれたのは、大工さんだよ。」
女の子、男の子に 「ほらね、やっぱり、大工さんだったよ。」
女の子、園長に 「でも、水道とかは、園長先生がつくったんだよね?」
とてもするどい会話です。
大学の4年のとき、卒業に必要な残り1科目と卒論の担当の先生に「保育園をつくるので、お金をためなくてはならないので、東京を離れて、田舎でアルバイトをします。」といって、ほとんど授業にでませんでした。ガスの配達や水道の工事をする設備やさんのアルバイトをしました。この設備やさんに保育園の工事を発注したので、自分が発注した工事を自分がアルバイトでやる、ということになってしまいました。結果として、この女の子の質問は、正解です。穴を掘って水道の配管をしたり、ネジをきったりしました。
専門が心理学だったので許されたのか、それとも、担当してくれた先生が偉かったのか。ほとんど出席しなかった科目に、優をつけてくれました。「不可」にさえならなければ、とおもって申し出たお願いに、「優」をつけてくれました。今でも、涙が出るくらいの感謝です。
 

見えることって、とても、わずかですよね

発表会の舞台の上で、出番を待っています。目をきらきらさせています。じっと待っているだけなので、たぶん、客席からは見えません。
こんなふうに、毎日、毎日、気づかずにいろいろなことを見過ごしているのでしょう。反省です。毎日の生活の中で、見えなければいけないことや、気づかなくてはいけないことの1%も見えていないのかもしれません。たくさんの、気づかなくてはいけないことや、感じなくてはいけないこと、大事なことを見過ごしています。
100%全てをみることはできなくても、せめて、1%から2%へ。そして、2%みえるようになったら、1%多く感じられたことを喜び、感謝できればいいな、、、とおもっています。

てさげホルダーのお散歩グッズ

昨日はとてもぽかぽかと、暖かい日でした。乳児部のお友達が、お散歩の途中に、幼児部にたちよりました。乳児部の先生が「このお散歩グッズ、すごいでしょ!お店でもらってきて、みんなでつくりました!お友達、みんな、とっても気に入って、とても上手にお散歩をしています。すごいでしょ。買うと、1万円するのです!」 この緑色のグッズには名前があって、手さげホルダーというのだそうです。(知りませんでした。) 「すごいでしょ!すごいでしょ!」の言葉が続いて・・・。たぶん、何かの思惑が??? すると、「かわいい子どもたちが、とても気に入って、おりこうにしています。でも、すこし、かわいくないし、握ると、少し、痛いのです。それと、とても、からまってしまうのです。園長先生は、きっと、かわいいお友達のために、木を削ってつくってくれるはずです!」 ということで、今日、つくってみました。

三種のロープ

乳児部の先生から、「とっても上手にお散歩をしているので、見てください。」といわれました。見にいくと,とても楽しそうにお散歩をしていました。乳児部の先生が再び言いました。「ここにいるお友達は、園長先生の作ったお散歩グッツが、とても、とても大好きになって、たくさん、たくさん、お散歩を楽しんできました。ここにいないお友達も、きっと、園長先生の作ってくれるお散歩グッツが大好きになって、たくさん、たくさんお散歩をするはずです。園長先生は、かわいいお友達と、かわいい先生たちのために、もっと、もっと、これだけあれば、大丈夫ですというまで、作り続けてくれるはずです。」 
というわけで、量産することにしました。前回は、たまたま在庫にあった綿のロープをつかいましたが、量産するためには、素材の検討が必要です。「綿ロープ金剛打」「クレモナロープ3ツ打」「ポリエステル金剛打ロープ」の比較をしました。クレモナは硬い触感があり、素肌にこすれたとき、皮膚にダメージがありそうです。(主観的印象です。) 綿は、汚れに弱いのかな。もっともやわらかくて、皮膚に優しく、汚れがしみこみにくそうなのがポリエステルかも、というわけで、ポリエステルにしました。